活動内容・成果

今後の展開方向

(1)経営の安定化を図るため、水稲、大豆、スイカ、ホウレンソウ、ハクサイなどの生産量・品質の安定拡大を目指す。

(2)大型機械による一貫生産体制による更なる生産の効率化を進める。

(3)米政策改革大綱を踏まえて、売れる米づくりに向けて、独自ブランドの推進を図る。

(4)法人及び四つ葉サークルの活動を通じて、今後も宇生賀地域活動の活性化を図る。

取組の内容

【法人への農地集積と土地利用調整】
経緯に示すように、9年、10 年と先導的利用集積事業で75 ha の農地を集積し、ブロックローテーションで転作大豆を栽培するなど効率的な土地利用の調整を行っている。

【水稲、大豆の生産体制の確立】
省力化と高品質安定生産を推進し、生産性の高い稲作、大豆作に取り組むとともに、より有利な販売に努めてきた。
特に、水稲作は収量、品質、食味値の向上を、大豆作は機械による一貫体系の確立に努めた。

【園芸作物の経営確立】
水稲、大豆の省力化により、生じた余剰労力を活用し、戦略作物のスイカ、ホウレンソウ、ハクサイの生産を図った。

【女性の活動参画】
女性組織「四つ葉サークル」を核に生産、加工、環境づくりなどの活動を展開するとともに、法人においては共同作業への参画、構成員、役員としての経営参画など女性の活動参画に努めた。

取組の成果

農事組合法人を核とした4集落1農場の経営を展開し、労力、土地利用の再編と高生産性農業を実践している。また、法人としての人格をもつことにより、内外に認知され、機械や資材の購入、農産物の販売等にメリットが出てきた。生産性の高い水稲、大豆や戦略作物としてのスイカ、ホウレンソウ、ハクサイの振興により、法人、個人の所得の確保ができた。地域を守り、活性化するシステムや方向性が明確になるとともに、高齢化の中で永続的な営農の可能性が見えてきた。